御影玲王の従兄妹
凪誠士郎
好きな子にはやたら積極的な凪くんと、玲王の従兄妹の恋話。マイペースな凪くんに振り回されます。
※夢主は玲王と同い年の“いとこ”ですが、玲王がリードする関係性なので敢えて「従兄妹」という表記にしています。
【R18】コンテンツについてはこちらをお読みください。
目次
2024.04.28
2024.05.17
2024.06.07
2025.03.22
2025.03.22
好きな子にはやたら積極的な凪くんと、玲王の従兄妹の恋話。マイペースな凪くんに振り回されます。
※夢主は玲王と同い年の“いとこ”ですが、玲王がリードする関係性なので敢えて「従兄妹」という表記にしています。
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2024.04.28
2024.05.17
2024.06.07
2025.03.22
2025.03.22
【R18】全然起きない彼女にいたずら、大暴走する凪くんの話。天才なので上達が早い。
脚の間に腰を下ろして前後に揺らすと、ちゅくちゅくと水音が絶え間なく響き始めた。目の前にある形のいい眉が困ったように顰められ、ぴったりと閉じ合わされた長いまつ毛が震える。
(やば。さすがに、起きちゃうかも)
そう考えて矛盾に気がついた。だって、起きて欲しくて始めたことなのに。
「………っ、…あッ……」
意識と理性を微睡みに漂わせた彼女は、俺の動きに至極素直に反応した。ぴくんと肩を震わせながら小さな指先を丸め、艶めかしい声と息遣いが静かな部屋を埋め尽くしていく。前回は「やだ」とか「だめ」に惑わされたけど、二回目の今ならわかる。これは『気持ちいい』ってことだ。
割れ目から溢れた蜜が押し当てた昂りの中腹をとろとろと濡らし、たちまち滑りが良くなった。瞬間的に裏筋がいい具合に擦れて「う、」と食いしばった歯の隙間から喘ぎが漏れる。
(これ、とっくに起きてるんじゃないの。無意識でこんなにえろいことある?)
薄目で窺うが瞼は一向に開かず、ほころんだ口元が「なぎくん」と平時より舌足らずに、甘えるように俺の名前を紡いだ。何それ、かわいい。好きな子が夢に見るくらい俺のことを考えてくれているなんて、ものすごくうれしい。
衝動に任せて薄く開いた唇に、唇を重ねた。温かく濡れた口の中で、脱力してされるがままの柔らかい舌を夢中で吸う。
(君が悪いんだよ)
手をとり、ふわふわの手のひらに頬ずりしながら、ひっそりと責任を転嫁した。
つい先日、御影家の保有する別荘で初めて触れた体温も柔らかさも鮮明かつ生々しく俺に刻みつけられている。臆病で慎重なあの子がついに俺に全てを許してくれたのだと、白昼にふいに現れる淫らな蜃気楼を眺めて悦に浸ることもしばしば。練習やミーティングで何度注意されたかしれない。
その熱が冷めやらぬうちに今日は約束した通り試合を観に来てくれて、調子づいた俺はゴールを二本も決めた。試合の前後に話す時間はなかったけれど、浮かれていることは十分伝わっていると思っていたのに。
チームのバスには乗らず、気もそぞろにホテルに来てみれば、移動と観戦で疲れたと思しきバスローブ姿の彼女が、ベッドの上で無防備にうたた寝をしていた。俺が近づいて覗き込んだくらいでは身じろぎもしないほどの熟睡ぶりだった。
(よく寝てる…どうしよ)
思いついた選択肢は三つだ。『じっと待つ』か『揺り起こす』か『起きるまでいたずらする』の三択。
ただ待つのは退屈そうで嫌だ。ぐっすり寝入っているのを起こすのは骨が折れそう。すぐに『起きるまでいたずらする』に決まった。据え膳食わぬは何とやらと言うし。
(…それにこの間は痛がってたから、もっとじっくり触って、どうしたら気持ちよくなれるのかをちゃんと知りたい)
試しに寝乱れて大きく開いたバスローブの襟ぐりからそっと手を差し入れてみる。すると俺の体の下で「んん」と小さく唸った。ぎくりとして息を潜めて様子を窺ったが、程なくのびやかな寝息が再開される。本当によく眠っている。ちょっとやそっとでは起きることはなさそうだ。
(…浮かれた俺を放ったらかしにする君が悪い)
少し意地悪な気持ちになって頼りない腰紐を掴んで引いた。呆気なく解けて、はらりと布が体の横に落ち、なだらかな肩から鎖骨、その下の胸のふくらみ、腰のくびれに至る真っ白でなめらかな一切が丸見えになる。ずく、と下半身が重たくなった。
眠っている女の子に欲情するなんてサイテーだ。でもやましいだけに、やたら甘美で興奮を煽る。
起きたら潔く怒られよう。そんな軽い決意をもっていたずらは始まった。まさかひと通りの前戯に全身は上気し、脚の間がしどとに濡れる頃になっても目を覚まさないなんて、予想だにしていなかった。
(あー、限界。腰止まんないし、挿れたい…!)
自制と性欲との相反するベクトルが好き勝手に引き合い、内心めちゃくちゃだったのが瞬間的に性欲の方に振り切れた。
(もう起こしてもいいや)と、目の前でふるふると揺れ、ぷくりと勃ち上がったふくらみの頂点にかぶりつく。口の中で無遠慮に舐めまわし、同時にもう一方を指腹でつまむように捏ねると「あ、あ」と上擦った声が上がり、びくびくと腰が跳ねた。おっぱい触られるの、好きなんだ。これまでと段違いの反応にほくそ笑んだ時、いきなりぱっちりと両目が開いた。
「え、うそ…凪く…?何して…!」
「は…やっと起きたぁ………」
ぎりぎりだった。あと少し遅かったら抑えがきかなくなっていたかもしれない。
動くのを中断して深く息を吐き、汗ばんだ自分の顔を拭うと、暴力的なまでに性急な絶頂の予兆は急速に遠ざかっていった。代わりに恥じらいと驚きで潤んだ目を白黒させ、しゅうしゅうと湯気が立ちそうなほど真っ赤になって、俺の顔と剥き出しの下半身とを交互に見ているのに気がつく。
「…どうしたの」
「っ…」
しらばっくれて手の甲で頬を撫でると、それだけでびくりと過敏に肩を震わせた。耳にかけて滑らせ首筋をなぞるが、どこも驚くほど熱い。
きっと怒りたくても怒れないんだ。幼気で純真で初心だから、俺に触れられる以外に、内に籠もった熱を発散する方法を知らない。かと言って、はしたなく求めることもできずに、いっぱいいっぱいになっているのが伝わってくる。
(そりゃそうか…男女のつき合いも、セックスするのも俺が初めてなんだから)
きゅうと胸が甘く締めつけられた。彼女が辛そうにしているのにときめくなんて、やっぱり俺はサイテーなのかもしれない。
「…続きする?」
平静を装い、暗黙に催促するまなざしを辿って顔を近づける。客室の突き当たりにある大きなガラス窓は黄昏の空を映し、部屋を覆う薄闇の中で覗き込んだ瞳ばかりが情欲と期待に濡れて艷やかに輝いていた。
それなのに彼女は触れるか触れないかの距離でためらうように口籠り、視線をあさっての方向に彷徨わせる。まあ、万が一断られてもやめるつもりなんてこれっぽっちもない。君は眠っていたから気づいていないかもしれないけれど、今の俺達はこんなに高ぶっているんだよ、と知らしめるために重なった下腹部を擦り合わせた。各々の肉欲の形が、ぐち、と卑猥な音を立ててぶつかり、冷静さを取り戻しつつあった脳が鮮烈な快感にじわりと侵食される。
「………、うん…」
ゆっくりと喉元を上下させ、胸の前で指先をぎゅうと握り込み、彼女はとうとう頷いた。清純な君が葛藤の末に流される瞬間が見たくて、つい意地悪してしまう。生まれた時から一緒の玲王だって絶対に知らない、切なげに蕩けた表情が愛おしい。全部俺しか知らない、俺だけのだ─
「…な、何か大きくなってない?」
「不可抗力。気にしないで」
「気になるよ…」
「俺のはいいから。こっちに集中」
「え、あ」
胸元から臍のへこみを通り、潤みの根源に中指を滑り込ませる。火照ったぬかるみは乾きもせず、待ち侘びていたかのように程よい力で吸いついてきた。
この間よりも反応がいい。それに柔らかい気がする。試しに指を二本に増やしてみる。彼女の体が空を仰いでのけ反った。頭の下にある枕をかき寄せ首を横に振るので苦しんでいるのかと思いきや、とろとろと絶え間なく愛液が溢れ始める。
「だ、め…そこ、」
「ここ?あー、確かに何か当たるかも…」
ふと直感が働いた。逃げる腰を抱き寄せ、手応えのある箇所に一定の律動を覚え込ませるように執拗に指腹を押し当てる。
今や愛液は俺の手首を滴り落ちるほどに溢れていた。ぐちょぐちょとかき回し「やだ、怖い」「大丈夫だから力抜いて」と上滑りする会話を交わしながら急速に昇り詰める様を観察する。極まったと思われる頃に赤く尖ったふくらみを戯れに吸い上げると、全身が弓なりにしなり、ぴんと張りつめた。
「〜〜〜ッ、…!」
声にならない声と共に細い肢体が数度痙攣した。足の爪先がシーツをきつく踏みしめ、強い快感に耐えられず支える腕の中で身悶えする。しばらく反動で小さく震えながら縮こまっていたが、やがて精根尽きたように目を閉じ、ぐったりとくずおれた。
「イッちゃった?」
「は、…わ、わかんな…でもすごい、ふわっとした…」
「そう、それ。気持ちいいでしょ」
「ん…きもち、いい」
焦点の定まらない視線がゆったりと巡り、俺を見留める。浅い呼吸が再び寝息に変わらないうちに急いで繋がる準備を済ませた。
「挿れるね。痛かったら教えて」
疲れ果て、弛緩しきった膝裏を持ち上げてゴムに包まれた突先をあてがう。こくりと頷くのを確認して亀頭を押し込めば、熱くぬかるんだ内壁が心得たような加減で、指でした時と同じように吸いついてきた。唇の隙間から甘い吐息を漏らして中をひくつかせ、特段痛がる様子もない。
(さっきも思ったけど、この間よりも具合がいい気がする。もしかして俺の形を覚えてるのかな)
優しく、優しくと自分に言い聞かせ、小刻みに揺らしながら少しずつ深いところに入っていく。しんどいのはかわいそう。今度こそ無理させないように、とできるだけゆっくりと抽挿を繰り返すも、擦れる度に抗いがたい快感がせり上がってきた。
「、…ぁ、おく、当た、…!~~~、…!」
弾みでいいところを突き、強く押し上げるとまたびくびくと腰をしならせる。蠢く内側といっぺんにぶつかり合って、きゅうきゅうと締めつけられた。刺激が強すぎて目の前が真っ白になる気がした。
(…やっぱ優しくするの無理かも。感じてるの、かわいすぎ)
膝を両脇に抱え、丸めた両脚を高く掲げる。恍惚に紅潮した顔が不思議そうに見上げてくるのに気づかないふりをして、最奥を目掛けて腰を振り下ろした。
「っあ、ンッ!なぎく、んゃ!…待っ、ッ!」
杭を穿つが如く真上から叩きつけるように突き立て続けると、高い喘ぎにしきりに「やだ」と「だめ」が混じり始めた。猛る俺の全てを受け入れ、とろんとした表情で言われても『気持ちいい』って意味だって理解している。今となっては「もっとして」と同義の、最高の煽り文句だ。
遠慮する気持ちは微塵も起きず、腰を引き寄せて一番深くて弱いところに思い切り打ちつけた。滑らかにぬめり一層動きやすい。ぬるぬるのぎゅうぎゅうで、気持ちよすぎ。覚えのある感覚が背筋をじわじわと這い上ってくるのを感じた。
「凪く、もう…!イッ、っちゃ」
「ん、俺も…!」
熱い迸りを最深部に吐き出した。
*
「凪くん。何か私に言うことはありませんか」
「ゴメンナサイ。寝ているところを襲うのはさすがに調子に乗りすぎました」
「もう…普通に起こして欲しかったな。すっかり遅くなっちゃった」
激しい情交の後に残ったのは充足感とぐちゃぐちゃのシーツと気怠い空腹だった。窓の外の夜景はベッドから起き出さなければ眺めることができず、せっかく気張って値段の高い部屋をとったのに実感が薄い。彼女が裸のまま、枕に突っ伏してむくれるのを隣に寝転んで宥めながら(でも部屋の防音性は料金相応に良さそう)と思考が明後日の方向に流れていく。
「夕飯はルームサービスにしようよ…お互い疲れてるんだし」
「凪くんがいいならそれでもいいけど…今日すごく活躍してたから私なりに労ったりお祝いしたかったの。とりあえず一緒にご飯に行くことくらいしか思いつかなかったのに…」
「…ご褒美くれるってこと?それならもう一回シよ。ご飯より君がいい」
思ってもみない献身的な申し出に跳ね起き、横たわった体に飛びついた。手首をとりシーツに縫いとめると「え」と言いながら自由な方の手で慌ててベッドカバーを引き上げ体を隠す。
自分で言い出したことなのに往生際が悪い。むっとして顔を近づけてみせるがたじたじとするばかりでなく、聞き分けのない子どもを相手にするかのように、曖昧に笑いかけられた。
「な、凪くん、疲れてるって…それに今日はフル出場だったよね…?」
「そうだったけど、目が冴えた。今はアドレナリン全開って感じで全然眠くない。それに俺、今日ゴールを二本決めたし、さっきのは一本目分ってことで。いいでしょ?」
強引で手前勝手な誘い文句なのに、瞬間的に彼女の瞳が欲望と良識の狭間でゆらりと揺れるのを見た。もうひと押しかな、と押さえていた手首を解放し、腕を遡り、するりと桜色に染まる喉元を撫でてみせる。顎にかけた指先でキスをするみたいに唇をなぞると「いいよ」の形に、そっと動いた。
「いいよ。欲しいと思ってくれるなら、私の全部…あげられるだけ、凪くんにあげる」
そう言って恥ずかしそうに、ぎゅうと目を瞑る。
まいったな、と思う。どんな小さなからかいも生真面目に拾ってくれるのがうれしくて、なかなかやめどきがわからない。気まぐれもいたずらも意地悪も、最後には全部許して受け入れてくれるから、きっと俺は君に甘えて続けてしまう。未来永劫、ご褒美は君がいい。
Posted on 2024.06.07
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