義勇さんちの住み込みさん

冨岡義勇

過去も現在も未来も気にせずに、ばらばらと書きますので読み手様が混乱しないように…!アップ順ではなく時系列でまとめています。
2020年9月11日、web版としては完結しました。

【R18】コンテンツについてはこちらをお読みください。

目次

序章

両片想い期

両想い期

終章

※暗めです

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酒に飲まるるべからず 夢主ver(冨岡義勇)

「私、酔ったことがないんです」
その言葉を信じたが、酔うと記憶を無くす性質だからなのでは。赤い顔でふにゃふにゃ笑い、ゆらゆらと頼りなく体が揺れるので支えようとすると、駄々をこねるように首を強く振られた。構わず腕を伸ばすと身を引かれ、するりと逃げ出す。
認識は出来ているようなので暫く放っておくか。注意は払いつつ庭に顔を向けた。自分の酒に口をつける。すると音もなく気配が横に来て、ぎゅうと腕に絡まる。自分から触るのはいいのか。動物には詳しくないが気まぐれな行動に、単純に猫のようだと思った。
月見酒にしましょう、と戸が開け放たれていたので部屋の中は少し肌寒い。酒に引き上げられているのかいつもよりも彼女の体が熱い気がする。抱きつかれた左腕だけが温かった。
「眠いのか」
目を瞑っているのに気づき顔を覗き込む。もたれたまま「?」と不思議そうに、とろんとした瞳が見返してきた。着物の隙間から覗く薄桃色に染まった肌には、俺が残した赤い痕が散らされている。つい腕に当たる柔らかい膨らみを意識してしまった。
思いがけず色香にあてられ、慌てて自分の羽織を引き寄せた。肩からかけてやりすっぽり包むと、きょとんとした後に、へにゃりと破顔する。
「ぎゆうさんの匂いがする…」
無防備な笑顔に、ぐらりときた。他の男には絶対に見せられない。金輪際飲ませないことを固く誓った。

リクエスト:夢主が酔っ払ったら

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