義勇さんちの住み込みさん

冨岡義勇

過去も現在も未来も気にせずに、ばらばらと書きますので読み手様が混乱しないように…!アップ順ではなく時系列でまとめています。
2020年9月11日、web版としては完結しました。

【R18】コンテンツについてはこちらをお読みください。

目次

序章

両片想い期

両想い期

終章

※暗めです

SS

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酒(しゅ)に交われば

いきなり後ろからがっしりと体が拘束されて驚いた。危ないですよ、と抗議に口を開きかけたが、ぷんとあの甘い匂いに気づいた。まさか、これは。戸棚の洋酒は飲む時に希釈が必要だと伝えていない事に思い当たる。

「義勇さん、駄目ですっ!」

にこにこ顔が近づいてくるが顎に手を当てて押し返した。「今度やらかしたら殴ってでも止めてくれ」と言われていたので多少乱暴になってしまったが仕方ない。

しゅんと眉尻を下げられて胸の中が、きゅううと切なくなる。だからその顔は、ずるいですってば。

「ん、ぁ…」

躊躇して力の緩んだ手を取られて唇を塞がれ、半ば強引に舌で割り開かれる。角度を変えて更に深く重ねられ奥に縮こまっていた私の舌をゆるりと舐められた。

お酒の味がする。酒精の香りだけでむせ返りそうだ。一体どれだけ飲んだのだろう。

「っふ…!」

とろりと唾液を口の中に送りこまれて体が強張った。飲めと言わんばかりに、とめどなく注がれて溢れそうになるのがわかる。蕩けた思考で熱いそれを懸命に飲み込んだ。こくりこくりと私の喉が音を立てると、義勇さんは深い色の瞳を細めて満足そうに、いっそ妖艶に微笑む。それを見つめながら、ぎゅううと義勇さんの服を握りしめる手に力が入った。

「は、…」

唇が離されて二人のが交じり合い、口の端を伝った唾液をぺろりと舐め取られる。頭がくらくらして体が熱い。一緒に酔っ払ってしまったのだろうか。

ぐいと義勇さんの首に腕をまわし引き寄せて、掠れそうに小さな声で「…お布団に、行きたいです」と囁やいた。ぱあっと顔をほころばせ、承知したと言うように目尻に口付けられる。

いつもより大胆なのは、きっとお酒のせい。

リクエスト:酔っぱらい水柱、再来

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