義勇さんちの住み込みさん

冨岡義勇

過去も現在も未来も気にせずに、ばらばらと書きますので読み手様が混乱しないように…!アップ順ではなく時系列でまとめています。
2020年9月11日、web版としては完結しました。

【R18】コンテンツについてはこちらをお読みください。

目次

序章

両片想い期

両想い期

終章

※暗めです

SS

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酒に飲まるるべからず【R18】

酔っ払い義勇さんに夜這われる。お酒弱いとかわいいなという妄想の産物です。ご飯出てきません。

もぞもぞと胸元の違和感に目が覚めた。

「!?義勇さん、何して…!」

はだけられた私の寝間着の襟元に顔を埋めていたのは紛れもなく義勇さんだった。すっかり暗い私の寝室で、昼過ぎに出掛けた隊服と羽織のままなので状況の把握に混乱を極める。

当の義勇さんは起きた私に気づくと顔を上げ、へらりと破顔した。

(笑っ…!かわいい…!)

目尻と眉尻が下がったその顔はまるで子どもみたいにあどけない。満面の笑みを見たのは初めてだった。胸の中がきゅううとして思わず顔を覆ってしまう。同時に視界を遮ることで嗅覚が良くなったのか、ぷんと独特な甘い匂いに気づいた。

「お酒…沢山飲まれたんですか?」

にこにことするだけで返事はない。組み敷かれているので出来る範囲で義勇さんの服や体を検めたが吐いた跡や汚れている所はなかった。私の手が頬に触れると、すり、と猫のように顔をこすりつけてくる。何これすごくかわいい。思わず頭を撫でてしまう。

「とりあえず着替えましょう。服が皺になってしまいます」

肩を押すがびくともしなかった。合った視線は獰猛な獣を連想させた。野生の豹をかわいい飼い猫と勘違いしていたことに気づく。頬に触れていた手をぺろりと舐められて驚いて引っ込めると、これ幸いと言わんばかりに再度私の胸に顔を埋めた。

「ふ、」

むにと乳房を掴まれると思わず声が漏れる。与えられる優しい刺激に胸の奥にじわりと何かが広がった。ふにふにと揉まれながら先端を赤ん坊のように吸われ、かと思えば唐突に与えられる、ぴりと痺れるような刺激。更にそれを宥めるように丁寧に舐められて、本当は素面なのではと疑ってしまう。

いつもよりも執拗な胸への愛撫に触れられてもいない下がうずく。思わず脚をすり合わせるとそれに気づいたのか簡単に割り開かれてしまった。

「あ、待って…」

ぬち、と熱いものがあてがわれるのがわかって、さすがに腰が引けた。義勇さんは「?」と不思議そうに首を傾げる。無邪気な子どものような仕草に、今の義勇さんに前戯を求めても難しいと当たりをつけ、手を伸ばして義勇さんの自身に触れた。

あてがったまま指先で支えて上下に動かすと私の中からとろりとしたものが溢れてくるのがわかる。滑りが良くなったのか時々ふいにぐぷりと先端が入るようになった。浅いところでの出し入れに体の奥が切なくなった頃に義勇さんが体重をかけてきて、ゆっくりと太いものが入ってくる。

「んあぁ、っ…はっ」

痛くはないけれども圧迫感が少し苦しい。思わず義勇さんの隊服にすがりついた。ぐぐぐと中が押し広げられて、最奥にごつりと当たって止まる。

は、は、と浅い呼吸を交わらせる。義勇さん、と名前を呼ぶと優しく笑いかけられて頭をぽんぽんと撫でられた。よく知っている感覚なのに視界に映る義勇さんはいつもとは違うのでやっぱり混乱する。

ふ、と笑い返すとお許しが出たと思ったのか、いきなりガツンと強く突かれた。視界にちかちかと星が飛ぶ。

「あぅっ!あっ…は、っあ!あ!」

表情が柔らかいからつい油断してしまうが、今の義勇さんは剥き出しの本能そのものだ。ひたすら最奥に叩きつけられる遊びのない動きに、息をするだけで精一杯になってしまう。されるがままにがくがく揺すられながら、せめて彼を受け止めるよう必死に意識を保つ。

永遠に続くかと思われた快楽と息苦しさの律動は、唐突にぐりぐりと奥を押し上げられて崩れた。暴力的な刺激に体に力が入るのがわかる。ぎゅううと彼の形がわかるくらい締めつけてしまった。義勇さんの体がびくりと揺れた。あ、くる。

これで仕舞いだと言わんばかりに数度思い切り突き上げられて、弛緩した体がのしかかってきた。荒い息を整えながら絶頂に震える背中をさすると、甘えるようにすり寄ってくる。普段は見られない仕草にきゅんときて、そのまま髪をしばらく梳いてやる。

先程までの暴君ぶりが嘘のように大人しくしていると思ったら唐突に体を起こし、ずるりと私の中から出ていった。驚いて見上げると、そのまま横に倒れていく。

「え!ちょ…義勇さん!?」

出すだけ出してすっきりしたのか、すやすやと寝息は健やかだ。

(寝た…?)

隊服と羽織が皺になりそうで気になったが、担ぎ上げられるはずもなく諦めて押し入れから掛け布団を出した。

行為の後始末を終え、濡らした布で軽く体を拭いてやる。その間全く起きる気配がなく子どものような寝顔が愛おしい。「おやすみなさい」と声をかけ、義勇さんの横で眠りについた。

***

翌朝起きると布団の横に既に正座をし、姿勢を正す義勇さんがいた。

「すまなかった」

寝ぼけ眼で下げられた後頭部を見つめる。記憶は残っているのか、難儀な体質だなとぼんやりと思った。事が事だけに「気にしないで」とも言えない。

「とりあえず」

項垂れる義勇さんの前に仁王立ちした。あえて声を張り上げる。

「羽織と隊服を掛けてください。それからお風呂に入りましょう。お水も沢山飲んでくださいね。お布団も干しますので手伝ってください。あと胃や肝臓に負担がかかっているといけないので今日のご飯は軽めにします」

ぽかんとする義勇さんを立たせて背中を押す。

「怒らないのか」
「怒りませんよ」

特別な貴方が見れたのですから。

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