白い受け皿【R18】
ご飯出てきません。がっつく義勇さんをありのまま受け入れるがテーマ。
酷い臭いだ。人を喰ったばかりだったのだろう。途中、手洗い場を見つけて洗ってみたが生臭さはとれていない気がした。夜中ではこれが限界か、と家路を急ぐ。
いつもより早い時刻だったが物音に気づいて台所を覗いたのがよくなかった。真っ白な項から目が逸らせない。血の臭いに酔ったのか。はっきりと欲情しているのを自覚した。
鍋を取り出そうとした手をとり背後から抱きすくめた。
「騒ぐな」
強張らせた体は俺の顔を見ると途端に緩んだ。いつもならこちらもつられて安堵するところだが、今はその無防備さに血が滾る。
罪悪感にかられるが欲が勝った。細い首に唇を寄せる。カランと鍋が手から流しに落ちたが構わずに着物をたくし上げて脚の間に手を這わせた。
せめて痛くないようにと、ぎりぎりで暴走に歯止めをかける。割れ目を確認すると、くちくちと濡れた音が鳴るまで滑らせた。そのまま指を入れると熱い壁がきゅうと絡みついてくる。流しの縁にしがみつく彼女の唇から、はぁ、と息が漏れた。
「入れるぞ」
返事は待たずに自身を当てがい、ぐんと一気に腰を進めた。指で確かめて想像した以上の熱さと狭さに思わず呼吸を忘れ快楽の波に呑まれそうになる。
「義勇、さ…」
性急で一方的な求めに罵るか泣くかされる覚悟を決めていたのに存外に甘い声で名前を呼ばれて我に返った。
繋がったまま手を差し入れて前を乱すと、こぼれた乳房を後ろから掴む。固くとがった先端を指先で転がすとびくびくと腰が震え中が締まった。わずかにこすれただけなのに先刻よりも水音が大きく響く。
「はっ、あっ、あ、」
帯が締められたままの腰をかかえ一定の間隔で竿の半分ほどを出し入れする動きを繰り返す。反り返った自身はまだ少し固い中を蹂躙するが止めてやれない。
無理矢理ほぐすように突き動かすが、滑りはいいのでもっと激しくしても良さそうだと当たりをつける。
「っあ、ん!」
試しに奥に叩きつけるように動いた。びくん、と体が揺れ中がひくひくとうごめくが、痛みがあるわけでは無さそうだ。そこからは欲望に身をまかせ、ひたすら最奥を激しく突き上げる。
「っあ!あ!ぎゆ、さ、あ!」
ぐっ、ぐっ、と体重を乗せると奥に何度も当たるのがわかった。強く目を閉じて精液が上ってくるのにゆだねる。ぎゅうと膣壁が絞り上げるように動くのを感じて咄嗟に肉棒を抜いた。
白い尻に欲望をぶちまける。吐き出したそれはそのまま脚を伝い、ぽたぽたと垂れて台所の土間を汚した。腰を支えてやりながらお互いの息が整うのを待つ。
時間の経過とともに、やってしまったと頭は冷え、同時に襲いかかる前の異常な興奮も収まっているのに気がついた。あの生臭さも感じない。
「落ち着きましたか?」
流しを抱え込むようにして体を支えたまま彼女がこちらを振り返る。赤く染まった頬と乱れた着物は扇情的だったが、湛えた微笑みと気遣いが含まれた柔らかい声は清廉だった。
「…あまり甘やかさないでくれ」
後ろめたくて顔をそらすとふわりと手が伸ばされて俺の髪に触れる。甘い香りが俺を包んだ。